犬の下痢は病気のシグナル!主な原因と対策、病気の見分け方など
いつも人を笑顔にしてくれる元気で活発な愛犬が、急に体調を壊し下痢をしたり、食欲がなくなったりしたら心配になってしまいますよね。
自分の事なら病院に行く判断ができても、犬だからこそ病院に連れていっていいのか分からない…きっとそんな方は沢山いらっしゃると思います。
そこで、病院に連れていくか否かの判断材料として、下痢の原因と対策、自宅でできる処理法などをまとましたのでご紹介いたします。
犬が下痢になる主な原因
下痢になってしまう1番の原因は「食べ物」いつもと違うドッグフード、いつもより多い食事、いつもより水分が多い食事、道端のものを拾い食いなど。
食べものが原因で下痢になった場合、一過性の症状のものが多く数日でケロっと治ってしまうことが多いようです。
その次に、下痢になってしまう原因は「病気」です。この場合、速やかに病院での診察を推奨いたします。
病院に連れて行くか否かの判断材料として、病気の可能性考えられる下痢の種類をまとましたのでご確認ください。
犬の下痢の種類
下痢とは、便の中に含まれる水分量が通常よりも増加してしまい、固形でなくなった状態の事を指します。
人と同様に、便とは水分の分泌と吸収を繰り返し正常な便の硬さになるよう調整するものなのですが、体のバランスが崩れた際に、腸内の水分が吸収されず、ぺちゃっとなってしまうのが下痢となるのです。
下痢の種類は大まかに3つに分類されます。
軟便
通常よりも多少水っぽく柔らかい状態の便
泥状便
かろうじて形を保っている泥状の便
水様便
便のほとんどが水分の状態
下痢の色で病気の判別
下痢の色で病気を推測することができます。下記に該当する便/下痢だった場合、内蔵疾患である可能性が非常に高いので、病院へ連れていく判断材料のひとつになります。
白っぽい下痢に考えられる原因
胆管閉塞、脂肪の消化不良
黒い泥状の下痢に考えられる原因
胃腸内部からの出血、危険な病気であることが多いのですぐに病院へ
赤い血が混じる下痢に考えられる原因
大腸~肛門近内の出血
病院に連れていく下痢の判断方法
犬は人と同様に下痢になりやすい体質の個体もいれば、そうじゃない個体もいます。
いつもと違う食べものや、冷たいものを食べ下痢をした場合、一過性のものであることが多いのですが、下痢の症状が2~3日以上続く場合や、嘔吐を伴う場合、下痢に色が混じる場合は、速やかに病院へ連れていった方がいいでしょう。
最後に
愛犬と言葉をかわすことができないからこそ、排便の状態で健康を管理するしかありません。
普段の生活の中で、少しでも早く愛犬の異変に気付いてあげることが、飼い主のつとめではないでしょうか。
愛犬とできる限り長く生涯を添い遂げられるよう、早期発見のため、最低限の知識として覚えておくとよいでしょう。