トイプードルの抜け毛は病気のサインかも!放っておくと大変な事に…
モコモコでぬいぐるみみたいに可愛いトイプードルの抜け毛が異常に多いかも?そう感じた時に、まず疑うべき病気についてご紹介いたします。
トイプードルの毛の特徴
室内飼いのトイプードルって、ほぼ毛が部屋に落ちないのが人気のひとつでもありますよね!
トイプードルの毛の種類はシングルコートといって、温暖差がない地域で育った犬種のため、季節によって毛の生え換わるが必要ないので抜け毛が少ないんです。
まったくもって毛が抜けないというわけではないのですが、そのように思ってしまうのはトイプードルの体毛はほぼ巻き毛ですので、両隣の毛に絡まり、パラリと落ちることがないからなのです。
毛が落ちなくとも3日1度はブラッシングしてあげた方がいいでしょう。
トイプードルに換毛期はある?
柴犬などのダブルコードの犬種は、寒暖差がある季節によって毛が生え換わります。
シングルコートであるトイプードルはそこまで毛が抜けるわけではありませんが、季節の変わり目に多少ながら抜ける気が多くなることはあります。
定期的なブラッシングで抜け毛が多いように感じた時は、ブラッシングの頻度を多めにしてあげるといいでしょう。
ブラッシング時に抜け毛が多く感じる時は病気のサインかも?
毛の生え換わりがほぼないトイプードルだからこそ、ブラッシング時にいつもより多く毛が抜けてしまうと…飼い主としては非常に心配になってしまいますよね。
トイプードルの抜け毛が多いなと感じた時に判断する病気の事について書き記していきます。
皮膚炎による抜け毛
毛が抜けにくく、巻き毛の犬種のため、夏場になると皮膚が汗で蒸れやすくなり、それが原因で皮膚炎・膿皮症になってしまう個体もいるようです。
皮膚に赤みや湿疹等が見られる場合はほぼ皮膚炎で間違いないでしょう。
膿皮症や細菌感染により皮膚炎も同様に赤みや湿疹等が見られます。心配ならば最寄の動物病院へご相談する事をおすすめいたします。
皮膚炎・膿皮症の予防方法
日頃から定期的にブラッシングを行い、毛玉ができないよう心がけ、通気性を保つようにすることです。
膿皮症の疑いがある場合は、細菌感染のため薬用シャンプーを使って症状を抑えることができますが、心配ならば病院の方へ診察に行く事をおすすめいたします。
外的要因による抜け毛(ノミやダニ)
ホームセンターなどで昔から犬用のノミ・ダニ薬用シャンプーが売られているくらいポピュラーな抜け毛の症状です。
ノミやダニだけで済めばいいにですが、二次的に重篤な病気(貧血・アレルギー性皮膚炎・ダニ麻痺症)などが発症す恐れがあるため、動物病院できちんと治療することをおすすめいたします。
成犬~老犬に多いクッシング症候群による抜け毛
副腎皮質という内蔵組織が頑張りすぎて、必要以上のホルモンを分泌してしまい引き起こされる病気です。
見た目で判断する場合、左右対称の脱毛と副腎が大きくなるためお腹がぽっこりします。
少しでもクッシング症候群の疑いがある場合、迷わず動物病院へご相談ください。
腫瘍が原因の場合は外科手術での摘出の必要があります。
まとめ
毛が抜けにくいトイプードルだからこそ、抜け毛が多い時は焦ってしまうのは分かります。
この記事を、病院に連れていくかどうかの判断材料として活用していただければ幸いです。