犬にチョコを与えると死亡リスクあり!中毒症状≪下痢や嘔吐≫は危険サイン!
バレンタインデーやクリスマス、愛するペットと一緒に過ごしたいイベントは沢山ありますよね!
そこで登場する料理の数々、犬に与えていいものと悪いものを知ってる方は多いと思いますが、実はチョコレートも中毒症状が出るかもしれないってご存じでした?
チョコで中毒症状が出る原因はテオブロミン
チョコレートに含まれるカカオの「テオブロミン」、人が良くて犬がダメな理由は、肝臓での分解作業にあります。
犬や猫だとテオブロミンが肝臓で分解されるスピードが遅く、テオブロミンの効能が過剰にでてしまうことから中毒症状がでると言われています。
犬の体重1kg当たり、テオブロミン88mg以上摂取すると危険です。
以下、チョコレートに含まれるテオブロミンの参考量。
- ミルクチョコレート 155~233mg/100g
- ダークチョコレート 1587mg/100g
- ビターチョコレート ココアパウダー
- 製菓用チョコレート 529~2116mg/100g
テオブロミン摂取による症状一覧
チョコレートを食べたからといって必ずしも症状がでるとは限りません。
犬や猫の大きさや個体差で変わりますし、実際にペロリとチョコレートを食べて平気なペットもいます。
ただし、下記の症状が出た場合、明らかにテオブロミン摂取による影響だと思いますので、危険シグナルの目安として覚えておくとよいでしょう。
- 嘔吐や下痢や失禁
- 心拍数の上昇、心臓のリズムの異常、動悸
- 昏睡状泰や痙攣状泰
犬がチョコレートを食べてしまった場合の対処法
上記で説明した症状が出ていなければ、様子を見て大丈夫でしょう。ただし上記の症状や、異常を感じた時には適切な処置を行わなければなりません。
現時点でテオブロミンを分解する薬は存在していないので対処は催吐処置が中心となります。
中には胃洗浄を行うケースもありますが、胃洗浄をするための麻酔で麻酔死してしまった事例もあります。
チョコレートを食べさせると、そのようなリスクを伴うという事を決して忘れてはなりません。